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フィンランドの片田舎での営み
by bts_wn
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娘とインターネット

時代はどんどん変わって行き、自分が子供時代に経験した事の無い事も今の子供達にとってはいたって普通の事もある。
携帯電話やインターネットは、まさにそれ。
娘はgoogleの使い方も7才頃にはすでに知っていた(というか、私が教えたのだが)。親がきちんと見るもの管理できていればいいかなと思っていたけれど、やはり親の目だけでは守れないと言う事が最近の出来事の中で学べた。

そして、最近困ったなと思っていたのが、お子様版mixiのような「○○ supermodel」。自分がネット上でスーパーモデルになり、モデル同士ゲームをしたり、メッセージを送ったり、友達になったりできるもの。欧米の娘たちはこれにハマっているらしい。
「まあ、こんなファッション関係の事は、危ない事しそうな大人の男は興味なさそうだから、いいか」と思っていたが、娘はこの虜になってしまい、学校から帰ってくればすぐ始める、そして何時間もチャットとゲーム。モデルだからたくさんの中から好きな服を選ぶ。ファションショーに出て、賞金を稼ぎ、それで新しい服を手に入れる。他のモデルとどっちが「いけているか」競争する。そういう世界。
友達連れて来ても隣同士に座って、2台のパソコンでやりあっている始末。友達は友達で私が娘に入って欲しくないサイトで遊ぶ事を教えようとする。
とにかく、このサイトとこのサイトを見に行く事は絶対禁止!と夫婦で言っておいたが、家以外の場所で何をしているかは全く分からない。そうなったらやはり、神様の所にもっていくしかないのです。

このsupermodelのほうで、ログイン状態の画面を偶然見たら娘のページは「私は15才の女の子。この秋から高校生」とかプロフィールに書いてある。「これあんたの?なんで高校生なんて書いてあるの?」と。文章を見れば、高校生では無い事はすぐわかるのに。
すかさず夫と3人会議。
-私「本当の事自分が書かないんだったら、ネットの中に居る人達だって本当の事書いていないってわかるよね?」
-夫「本当の事は書いたら危険。でも嘘をつくのならやらない方がいい」
-私「神様の十誡にだって『嘘はいけない』」ってあるよね?これもそうなんじゃない?」
(学校では宗教の時間に「十誡」を暗記している。順番までちゃんと覚えている)
と大変な事に。「じゃ、嘘はかかないから」と言うからしばらく何も言わず、ただやっていい時間は注意するに留まった。

でも、お母さんも一つ言う事があった。「お母さんもmixiやめちゃったんだ」、「そうなの?知らなかった。いつ?何で?」、「エイプリルフールの日に。イエス様にやめろって言われたからね〜」と。
お母さんだって自分の意思ではやめれなかったけれど、4月バカの日だったけれど、イエス様の真実の約束つきの言葉をもらったから、すんなりやめれました。

そして、インターネット上の悪いものから娘を守って下さい。あの子が自分で神様のいいものを判断し、いい事を選択できるように助けて下さいと祈り続けた。

そして,今日娘が私に話してくれた。
-娘「今日、supermodelやめたの」
-私「そうなの?昨日まですごく遊んでたよね?自分でやめる事ができてえらいじゃん!(意外に早かったな)」
-娘「5つもモデルがいたけれど、全部やめた」
彼女は5つもアカウントを持っていて、いろんな人格を演じていたらしい。
-私「ネットでの友達関係って、本当に会って話す友達とは違う事がわかったでしょ?」
そう言ったらうなずいていた。
どんな事があったのか良くわからないけれど、彼女が早々にネット内のコミュニケーションの複雑な世界を知るために必要だった経験と時間だった。
そして、祈りはこんなに早く、私が娘に強制しなくても、彼女自身に変化をもたらしてくれた。

ちょっと前までの親子関係だったら、娘はこんな事を素直に私に言う事は無かっただろう。
その他の生活での事もよく話してくれるようになった。
最近の度重なる私の悔い改めが(本当にいろんな事で毎日しています)、親子の間を悪い関係からいい関係へ変えてくれている事がよくわかった。

感謝のみ。
by bts_wn | 2009-04-30 05:02 | 証し